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2017.07.13 Thursday

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2014.07.03 Thursday

思い出に・・。

スパコの大好きだった
私の母『ばぁちゃん』。

一昨年2月に倒れ、2度の手術と放射線、抗がん剤治療を経てもなお
生存率の低い悪性脳腫瘍。
余命宣告を1年も越えての闘病を終え
先週永眠についた。


身体の麻痺も感情表現も急激に悪化してきた頃
スパコは母の様子をなんとなく不思議そうな顔をして見てたっけ。

元気な頃は遊びに行けばいつも
大きな声で『スパコ!』って呼んでかまってくれたのに
表情無く見つめるだけで、撫でてくれないから・・。
そんな変化を不思議に思うのも無理はない。
急速に壊れていく母を見ている私達家族も
受け入れるのに必死な頃だったから。
それでも実家に連れて行くと真っ先にベッドに飛び乗って
『ばぁちゃん、来たよー』ってペロペロ挨拶しに行くスパコだったんだ。



言葉もほんのわずかしか出なくなった昨年5月
父が『これはどこの犬?名前は?』って母に聞くと
しばらく考えてから『スパーキーちゃん』って
なぜか愛称のスパコでもスパたんでもなく長い名を答えて
みんなを驚かせたっけ。
数日後には私の名前も兄の名前も出てこなくなっちゃったけど。

それから何日も経たずに最後の入院。
母の洗濯物を持って帰ると、袋に顔を突っ込んで
一生懸命嗅いでるスパコだった。

病院の玄関でスパコが面会を果たせたのは昨年7月初旬。
スリングからこぼれ落ちそうに身を乗り出して
ばぁちゃんの顔を舐めまくるスパコ。
鼻のチューブを引っ張ってしまわないかヒヤヒヤするほど
ちぎれんばかりに尻尾を振って
ガリガリ細くなったばぁちゃんの車椅子の膝に乗って
ほんとに嬉しそうだった。


撫でてくれなくても、呼んでくれなくても
笑いかけてくれなくても、
可愛がってくれた人への変わらぬ姿勢。
犬って健気だ。

母もその時、しっかりと目で追っていたし
動かない手をかすかに動かそうとしてた。

秋に転院してからはベッドを離れる事が叶わず
あの夏の日が母とスパコの最後の思い出になった。

簡単には人に心を許さないスパコにとっての
数少ない『大好きな人』が
ひとり居なくなってしまったのが切ないな。

ばぁちゃん、いつかスパコがそっちに行ったら
また前みたいに大きい声で『スパコ!』って呼んで
可愛がってあげてよね。
スパコの写真を1枚、手紙に添えて棺に入れました。



 
2017.07.13 Thursday

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