あれから・・・。
長い梅雨もやっと明けて
スパコの居た日には聞こえなかったセミの声が
毎日盛大に鳴り響いています。
あれから2週間が過ぎ
いちばん堪えていた
朝目覚めてスパコの姿が見えない事には少しは慣れたかな。
でもそこだけ時間が止まってるように感じる時は
やっぱり寂しさに駆られます。
どっぷりとペットロス日記になってしまいますが
もう少し思い出語りを。。
これはスパコが息を引き取る3時間半ほど前。
命あるスパコのラストショット。
じっと見据えた瞳で何を思っているのか
スパコの姿をたっくさん写してきたカメラの中に最後に残していった
健気で愛おしいスパコのお顔です。
ずっとずっと私の可愛いモデルさんでした。
外出すると"スパコが待ってるから"といつでもどこでも急いでた
15年間で染みついた癖はそう簡単には抜けず
いつの間にか急いでしまう2週間でした。
我に返って気持ちの中でアクセルを離す。
そんな事の繰り返し。
そうゆう意識外のリズムみたいなものはなかなか消えないね。
スパコの使っていた物達もまだほとんどそのまま。
歯ブラシスタンドにいっちょまえに小さい歯ブラシが並んでたり
お風呂場に皮膚炎用のシャンプーを目にすると
あのモケモケの茶色いのが当たり前に住んでいた生活感が蘇る。
いい加減くたびれてきたから近いうちに新車に買い替えようと思ってたカートは
火葬の日の早朝、キンキンに冷やした保冷車となって
公園の入り口まで最後のお散歩へスパコを運んで役目を終えた。
なんならカートのままでお別れの場所まで行けたら良かったけど
その朝相方がクロ○コヤマトで購入してきたやけに縦横ぴったりサイズの新しい段ボールに
お花やご飯やアイスノンと一緒にすっぽり納まり
スパコは生涯暮らした我が家を後にした。
『宅急便で虹の橋へ無事に送り届けてもらいなね』
なんてちょっと笑って
近所を車でぐるっと一周してからお別れへと向かいました。
あそこの歩道の脇に落っこちちゃったよね、とか
お散歩の折り返し地点の橋だよ、とか話しかけながら。
一緒のお出掛けや旅行も楽しかったけど
もし一日だけスパコが戻るとしたら
私はやっぱりたわいのない日常の散歩風景に戻りたいかな。
青々とした田んぼ、広い空、どこもかしこも一緒に歩いた記憶のある道。
15年暮らした街はなかなかいいとこだったでしょ、スパたん。
夢にも出てこないで
あの子はその辺でぷらぷらクンクンお散歩してるのかな。。
心地いい場所でのほほ〜んと平穏にやってるだろか・・。
こちらは本格的な夏になり
真っ青な空に洗濯物干しながら
モクモクした真っ白い雲にスパコの形を探してるよ。
旅立ちのとき。
昨日でスパコが逝って丸1週間。
11時20分に二人でお線香をあげてお祈りしてから
横浜へ酸素室を返却しに行った後
お世話になった病院に挨拶へ。
夜間や休日にも快く対応してくださり
お花をありがとうございました。
受付の方や先生の顔を見たらやっぱり涙を堪えきれなかったです。
スパーキーの飼い主としての最後の仕事も
これで終わってしまったんだなぁ。
あの日・・
病院から帰宅し
キャリーバッグからいつもの布団の上にスパコを寝かせ
ホッとして二人でスパコの背後で着替えをしてると
向こう向きのスパコが
グイーッと体をこちらへ反らせ伸びをした。
具合が悪い日が続いてるとそんな仕草をしないので
『あれ?スパコ伸びしてる?』
でもなんか変・・。
相方が一瞬で抱えると
『息してない!!』・・と。
『スパコーーーーーーーーっ』って
耳元で絶叫する私に応える様に
スパコは口を大きく2度開いて
2度目ですーっとすべてが抜けた。
『スパコありがとーーーっ』
って二人の声が
きっと届いたと思う。
きっとあの時、背後に居たふたりの姿を見ようとして
最後の力を振り絞って
お別れを知らせたように思う。
スパコはすごく頑張って
私達に後悔させないような形を選んで
旅立って行ったんだ。
亡くなる前日、スパコに何度か言ったの。
相方が帰ってくるまでね・・・。
明日はお休みだからねって。
たった週に一度の休みだったのに
それをちゃんと守って待っててくれた。
辛かっただろうにすごいよ。
ほんとは反応が薄れて病院にとんで行った
4日前のあの雨の土曜日だったかも知れないのに・・
家に着くまで頑張ってたんだねって先生も言ってたよ。
ほんとに強くていい子だったね。
亡くなる前日の朝
出勤前の相方に抱かれて・・
15歳まで大した病気もせず健康で
ついこの間まで元気いっぱいだったスパコ。
少しの期間だけしか私の手を煩わせることもしないままで・・
もっと看病させてくれても良かったのに
でも、苦しみが長引かないで良かったんだよね。
苦しまず、眠るように、ふたりが見守る我が家で・・・
そんな私達の最後の願いを全部聞いてくれて
スパコ本当にありがとうね。
スパコのおかげでなんの後悔も
伝えきれなかった思いも抱えず
ただただスパコが居ない事だけを悲しんでいられるんだよ。
ひと月前に撮ってもらった元気な笑顔のスパコと私。
眠るスパコのお顔は本当にきれいで
赤ちゃんみたいに可愛くて愛おしくて
手放すときは胸が潰れそうだったけど
いつかまた家族で逢えるよね。
また一緒にお散歩しようね。
それまでしあわせでいて下さい。
スパコらしい笑顔で・・。
スパコを中心にして暮らしてきた15年を
あたし達は絶対に忘れるはずがないからね。
いつも陽気なスパコが大好きでした。
スパーキー、スパコ、スパたん
心からありがとう。
スパたんに最後に選んであげた物は・・
大好きな公園の桜に包まれて眠れるように
桜の柄にしました
初七日を過ぎ・・。
スパコがいなくなって
時間の流れがやたらとゆっくりです。
梅雨の間に始まり終わった悪い夢みたい・・。
昨日は初七日。
こんなに辛いけど、この辛さも忘れたくない。
変な感情。
でも。。ほんとにほんとに愛したわんこの
元気な姿だけじゃない、頑張ってた姿を
最期まで見届けられたことに感謝したい気持ちです。
7月12日。
スパコのカウントダウンは
明日終わろうとしていたね。
この日は3回ほど口元に差し出した器からお水を飲んでくれた。
それはこの頃すごく困難で、本人もあきらめてしまう事がほとんどだったから
すごい、すごいって喜んだよね。
ほんとにヨロヨロだけど
玄関の方まで歩いたりもしてたんだ。
足裏の毛が伸びてたのと
汚れた口周りを少しバリカンをかけた。
どこかでスパコへの旅支度になるのかなと思いつつ。
10日程前のハーハー言いながらの徘徊行動は
ほんの4日間位であまり現れなくなったのは
歩きまわる体力筋力も残ってなかったのかな。
ずっと続いてた震えもなぜか最後にはぴったり止んでいた。
オシッコはもう日に一度しかしなくなってた。
それでも自力でトイレに行こうとしてたね。
夜になると
口の中の唾液がドロドロの粘液状になって苦しそうで
拭いても拭いてもあふれてくる。
ガルガル引っかかるような呼吸音。
酸素を吸わせて
詰まらない様に体の向きを変えながら頑張るも
夜中に一度だけむせるように血を吐いてしまった。
歯茎や目の中も真っ白で明らかに貧血が進んでる。
とても長い夜だった。
そして7月13日。
最後の日。
朝になり病院に電話。
口の中のドロドロは脱水かららしく
この日も移転中による休診は続いているけど先生との約束を取り付け
10時過ぎに病院へ。
もう胸水が溜まっていても
抜いても抜いても追いつかない処置はやめようと決めて・・。
スパコの胸にはアザのような注射の跡。
はじめから限界が来ることはわかってた。
今までどれだけ怖さに耐えて頑張ってくれたか。
もう、、いいよね。
ただ点滴だけして脱水を抑えてもらい
最低限の苦痛を取り除いて欲しかった。
搬入作業でバタバタする病院。
診察台でべったり横たわるスパコ。
相変わらず歯茎や舌が真っ白。
お腹の辺りは黄疸が出ている様でした。
血液検査をすると
今まで正常だった腎臓の数値もすごく高くて
もうすべての臓器が壊れてしまったんだなと悲しかった。
暑い中、限界の体力を消耗させてもう病院に連れて来たくない。
自宅で皮下点滴できるように、液の吸い方、針の替え方、刺し方
丁寧に教わって、あたしが吸い込んで相方が背中に針を刺した。
お尻に吐き気止めの注射も打った。
あのなんでもイヤイヤなスパコに
もう抵抗する元気もないのが悲しいけど
これならできそうだし、やるしかない。
4日分の点滴セットと4本の吐き気止めの注射を貰って病院を後に・・。
『もう病院行かなくていいからね』
みんなどこかで安心して家に帰って5分経ったか経たないか・・。
スパコの最期の時がやってきたね。
先生にはわかっていたのかな・・
もう来られないって・・
病院の外まで見送ってくれたのを
後になって思い出す。
悩んだ日々。
スパコがいなくなって4日目。
あのしあわせな15年は夢でも見ていたのでは?
と本気で思えてくる・・。
相方も同じこと言うから
あたし達とうとう頭がおかしくなったのかな・・なんて。
写真や動画を眺めている時だけ
少しだけ心穏やかになれるような気がするけど
あの手触りが恋しくてたまらないです。
スパコの病状が悪くなってくると
何か食べさせなきゃ、飲ませなくちゃって
とにかく焦っていたように思う。
そして一時期私達がとてもストレスに感じてたのが『投薬』。
食べ物を受け付けない子に薬を飲ませるむずかしさに
ほとほと疲れてた日があった。
ササミやチーズに入れたらすんなり飲みこんでくれてた元気な時より
飲ませなくてはならない薬の数も増えたというのに
二人がかりで口を開かせて飲ませる事は
具合の悪いスパコへの負担を考えるとみんなにとっての嫌な事になってた。
食べてくれない焦り、無理に薬を飲ませる事へのストレス
良くならない病気への不安、スパコを失ってしまう恐怖
そんなのが一気に溢れて診察室で泣き出してしまった事もあった。
いちばん辛いのはスパコなのに。
優先順位を考えてそれまで飲んでいた心臓・血圧の薬を減らしてもらい
飲ませ方も錠剤を潰して
ジャムや市販の子供用の服薬ゼリーに混ぜて飲ませることで
ずいぶん楽になったんだよね。
いつも混み合う病院の待合室にうんざりしてたけど
涙目で診察室から出て隣り合う飼い主さんに
先生の前で取り乱してしまったことをお話すると
『いいのよ、いいのよ、それも診察料のうち。
あなたそんなに想ってもらって幸せねぇ』
ってスパコに言ってくれて少し落ち着いたのを思い出す。
通院の度に明るい兆しのない暗澹たる気持ちを何度となく長い待ち時間の間に
励ましてくれた飼い主さん達に随分救われた気がする。
病院で一緒だったワンコ達、みんな元気になって長生きしてね。
食べる事に命かけてたようなスパコから
食べたい気持ちを根こそぎ奪うなんて
それがどういう事を意味するか
日々台所であれこれ思案してはシリンジに詰め
わずかに口に流し込み
残りを捨て容器を洗う・・
一日中それを繰り返してた日々は闘いだったね。
終わりはすぐそこまで来ていたわけだけど。
食いしん坊のスパコが大好きで
わんわん要求して夢中で食べてたほんの少し前の
スパコが見たくてしょうがなかった。
でも空へ旅立つ時に楽なように
それを選んでいたのかも知れないね。
今頃空の上で次から次へと美味しい物を頬張って
お腹ぽんぽこりんですやすやお昼寝してるといいな・・
そんな姿を思い浮かべて朝晩ごはんをお供えしているよ。
いっぱい食べてね。
穏やかな時間。
最愛のスパーキーは
一昨日、雨の降りだした空へ昇ってゆきました。
体がまだそこにあった晩とはまるで比べ物にならない物凄い喪失感に
度々名前を呼んではお骨を前に泣き崩れるだけのどうにもならない時を
ただ耐えるしかないんだね。
部屋のどこにだってスパコの姿が映るのに。
スパコ、さみしいよ・・
逢いたいよ・・
スパコが居なくなってしまった今
もう振り返ることしかできないし
生きた証を残すと言うには上手く言葉にもできないけど
記録すること、想いを綴ること
スパコを想って何かする以外に
今はなんにもできないから勝手気ままに綴ります。
ここはスパコの場所だから
いいよね・・。
まずは・・
スパコの訃報に忙しい中、駆けつけてくれたみんな
本当にどうもありがとう。
きっと尻尾をぶんぶん振って
ペロペロ顔を舐めたかったに違いないよ。
静かに眠るスパコにそんな姿が重なりました。
そしてきれいなお花を送ってくれたお友達
スパコ、お花畑で眠ってるようでした。
寂しい気持ちに彩りをどうもありがとうございました。
闘病中も回復を願う気持ちを込めて送ってくれたたくさんのサプリやご飯
応援をいっぱいいただき本当にどうもありがとう。
スパたん・・
肝臓癌と言われた6月18日からたった26日で逝ってしまったね。
26日間でも最初の10日ほどはまだ
なんとか少しずつでも食べてくれてたし
普通の暮らしに近い状態で過ごすことができてたのに
スパコの中でハイピッチのカウントダウンが刻まれていたんだね。
発見される前もきっとそのスピードでスパコを蝕んでいたんでしょう。
前々回のブログに記した長い点滴の翌々日
日に何度も嘔吐が繰り返されて、とは言え食べていないから出る物もなく
ただ弱った体で吐き気に耐える全身の踏ん張りも利かず
その度ひっくり返ったり横倒しになったり。
水分すらあまり受け入れてくれず・・。
22時に病院に夜間診療をお願いした7月11日。
ほんとは連日の通院をこの日はストップしてあげたかったのだけど・・。
吐き気が治まってる間はなぜかとても穏やかな表情で
元気な頃の目に戻って
あたしになにか伝えてる。
そう感じて写真をたくさん撮った午後。
こんな風に強く感じたのははじめての事だったかもしれません。
『病院はもういいよ』って言ってたようにも思えた。
ほんとに可愛い顔をしてたの。
帰宅した相方も同じこと言ってたっけ。
もうその時が近いの?
スパコの目を見て何かを感じ
この時いっぱいお話したね。
スパコの隣に横になって
スパコをどんなに好きか。
これまでどんなに楽しかったか。
頭や背中を撫でながら
手を握りながら
とても穏やかで優しい時間でした。
この時カウントダウンは残り2日を切ってたのね。
・
・
・
夜になっても吐き気が止まらず
辛そうなスパコをやっぱり見ていられなくなってしまった。
命の期限は週単位で
『自宅で看取る』とか
そんな話は常々先生と話す中で出てたけど
実際そんなに簡単じゃなくて
助けて・・ってあがくばっかりで
覚悟なんて全然できなかったんだ。
この日はかかりつけの病院が新しく移転するため4日間のお休みに突入した日で
私達が新病院のいちばん乗りの患者になってしまいました。
まだ全部の機材が搬入されていない状態だけど
吐き気止めの注射も打ってもらい
胸水を抜いたらもう250ccも溜まっていてステンレスの容器になみなみと溢れそうな量に
『一昨日200cc抜いたばかりなのに・・』と唖然としました。
この小さい体にこんなに入る余地などあるはずないのに。
オープン前のピカピカで素敵になった新しい匂いのする夜の病院で
『いつ逝ってもおかしくない』
先生にそう言われました。
その晩は朝まで私の布団でスパコと一緒に寝ました。
みんな疲れ果てていたね。
長くなったのでまた・・。
ありがとう。
15歳と4か月の月誕生日の昨日
7月13日午前11時20分。
私の可愛いスパーキーが
永遠の眠りにつきました。
本日14日夕方、お空へ送ります。
7月4日に撮ったスパコ最後の笑顔の写真。
スパコ・・
今はありがとうの言葉しか見つからないよ。
心からありがとう。
永遠に愛してる。
一昨日のコトと10日前の写真。
一昨日の朝、スパコよく寝てるなぁと思いきや
大きな声で呼びかけても
揺すっても、口の中にジュースを垂らしても無反応でぐったり。
あわてて病院に連絡し
キャリーバッグに入れるのに抱き上げても
だらーんとしてまるでお人形のようなスパコを
『がんばれ!!がんばれ!!』って
右手で運転しながら左手で体をさすり
雨の中車を飛ばしました。
胸水を抜き、夕方まで点滴を受けることになったスパコと一緒に
用意してもらった小部屋でずっと付き添ってました。
そこでも眠りこけて口の中を触っても起きない状態になったり
起き出して私の膝に登ってくる時もあり・・。
このぐったりは貧血からきたようで
腫瘍からじわじわ出血しているのかもしれません。
食べれないスパコは血を作るのも難しくなってるのかな・・。
どうにか前日までの様子に戻り帰宅。
病院滞在時間8時間半。
内20分ほど私はコンビニへ。
ほんとに長い一日でした。
昨日も朝から病院へ診察に。
その前に撮ったスパコ。
このまま寝ていたいね・・。
点滴の針は今も
次回の点滴がスムーズにできる為と
緊急で薬を入れる時の為に残してあります。
・
・
出来ることならスパコの体の中がどんな事になってるのか知りたかったけど
手術も現実的ではなく抗がん剤も効かないと。
治療法がないのになんの為かわからない検査なんかに挑まなくて本当に良かったと
今のスパコを見てると心底そう思う。
きっと耐えられなかった。
『普通に、、いつもみたいに公園をお散歩したいなぁ・・。』
ベランダでスパコを抱っこして
公園の方を眺めてたらボロボロ涙が出てきた夕方。
元気に歩いてた15年間の光景がうわぁってこみ上げてきちゃって。
相方が、じゃぁちょっとだけ行ってみようって
バッグに入れて公園の入り口まで行った7月1日の写真・・。
いつ買ったかも覚えてないこのキャリーバッグは
スリングよりも体がまっすぐに運べるかと
病気になってから押入れから引っ張り出したイニシエノカホリ。
スパコのお腹は張りを感じて
言葉通り「腫れ物に触る」ような扱いでね。
『公園来たね。』
ほんとは息が上がってたのかもだけど
エヘラ顔に見えるこのお顔も、持ち前の目ヂカラも
一見して少し前のスパコのようなのにね。
病気発覚前も
ほんとは辛かったのに
そうやって隠してたの?
たった10日前は今よりうんとしっかりしたアンヨ。
その後も何度かほんのちょっとだけ外の空気に当たる程度にお外へ出ました。
スパコのアンヨは今
とてもチカラなくヨロヨロになりました。
その後・・。
スパコの癌が発覚した日から
2週間と3日。
食べられない日々は続き
あれよあれよと日を追うごとに体力が落ちてしまった。
今日のスパコ。
お腹いっぱいに癌と胸水があって
胃もすごく小さく、腸も後ろへ押しやられたレントゲン写真を見ると
食べられないのも当然。
差し出したスプーンのスープなどを自分からペロペロ食べるのも小さじ3杯食べたらいい方。
あとはシリンジで流動食を流し込むくらいで
それもすぐに要らないと首を振ってなかば無理やり流し込むけど
こぼれてしまう量も多くて大変です。
それどころか、お水を普通にお皿から飲むことが困難になってきてしまった。
お皿と自分のくちの距離感がつかめないようで
水面ギリギリで頑張ってるけど戸惑い震え始めてしまいます。
そして結局飲めずに戻ってきてしまう。たまにまぐれで飲めるかな。
水分補給にも手助けが要るようになりました。
4日前からいわゆる徘徊のような行動もはじまり
家の中をあちこちうろうろして
行き止まりで固まり、あり得ない物陰に突っ込んでみたり
一昨日の夜中も1〜2時間おきにうろうろ。
22時前だったけど思わず病院に電話してしまいました。
先生との電話中にバッタリ寝たので診察には至りませんでしたが・・。
胸に胸水が溜まってきてるせいで息が荒く
ゼーハァ言いながら人の制止も聞かずうろうろ。
脳に行ってしまったのか・・
呼吸が心配になるし
喉が渇いても自分で飲めないので目が離せません。
6月29日、大学病院に行く日の明け方
ケッケッと咳をして首をキリンのようにあり得ないほどのけぞらせて
私たちを驚愕させたスパコ。
15年ではじめて見たアクションでした。
肺が苦しかったんでしょう・・って。
なんでなんであっという間にこんなことに??
その一言に尽きる降ってわいたような病。
癌発覚後とはいえ2週間前はまだ元気にしてたね。
大学病院の先生曰く
これがどこからか飛んできた腫瘍なのか、どのような種類なのか
肺と肝臓で同じ物なのか
なにより肺と肝臓ダブルのケースはあまりにも稀で見たこともないそうで
健康診断の肝臓数値に出ないケースもあるし
腫瘍が小さい時はレントゲンではわからない物もあるし
それ以上に進行が速くて、一般的な肝臓癌とは状況が違うのだと。
ハッキリ言って素人にはいまだ理解しがたい部分も。。
あれから咳はしないけど
これからに備えて酸素室をすすめられたので
先週速攻で相方がレンタルの会社から運び入れてきたけど
この暑い季節は温度管理のむずかしさと
出たがるスパコにどうしたもんかと・・。
始めに試しに入れてみた↑この時以来まだ入室させていません。
ゼーハァしてる時に酸素マスクを鼻先に置いて使ってます。
昨日は病院でまた胸水を抜く処置をしてきました。
病院ばっかり嫌だよね。
きっとすごく怖いだろうけど
スパコよくがんばってるよ。。
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